リザーブドインスタンス周りの2018年を振り返る
こんにちは。池田です。今回はコスト削減の要であるリザーブドインスタンスについて「リザーブドインスタンス周りの2018年を振り返る」と題して2018年12月現在の状況を整理してみたいと思います。新年度に向けて予算計画やインスタンスの変更など諸々の調整が行われている時期だと思いますのでご参考にしていただければ嬉しいです。
はじめに
まず、リザーブドインスタンス(RI)に関する基本事項は以下の記事をご参照いただければと思います。
2018年の出来事
EC2
EC2 関連だとやはりトップニュースは以下の記事にもある任意の期間でキャパシティ予約が可能になったことでしょうか。
2018年12月31日時点で購入可能な RI は以下の133種(!)となっています(東京リージョンの場合)。スクリーンショットでお伝えするには多過ぎるので、詳細はAmazon EC2 リザーブドインスタンス料金表でご確認ください。
Amazon Redshift
Amazon Redshift では、DC1 の RI を DC2 へ無料アップグレードできるようになったことだと思います。
RDS
RDS 関連では Linux with SQL Server の RI も提供開始されたことが挙げられます。
また、RDS RI では db.m1 ファミリーの提供が終了しました。db.m1 ファミリーインスタンスを継続的に利用されている方はインスタンスファミリーの変更に向けた調整をされることをお勧めします。
購入可能な RI の最新情報はAmazon RDS の料金より目的の DB エンジンを選択してご確認ください。
Amazon Elasticsearch Service
5月には Amazon Elasticsearch Service でも RI の提供が開始されました。
購入可能な RI の最新情報はAmazon Elasticsearch Service の料金にてご確認ください。
Amazon DynamoDB
特に大きなニュースはなかったかと思います(見落としてたらこっそり教えてくださいw)
2018年12月31日時点で購入可能な RI は以下となっています(東京リージョンの場合)。詳細および最新の情報はプロビジョニングされたキャパシティーの料金でご確認ください。
ElastiCache
こちらも特に大きなニュースはなかったかと思います(DynamoDB同様、見落としてたらこっそり教えてくださいw)。
2018年12月31日時点で購入可能な RI は以下となっています(東京リージョンの場合)。詳細および最新の情報はAmazon ElastiCache 料金
でご確認ください。
その他 RI 関連記事のご紹介
EC2 のコスト削減については、以下の記事も参考にしていただければ良いかと思いましたのでご紹介しておきます。
[レポート] CMP201: より良く、より速く、より安く – Amazon EC2 Fleet によるコスト最適化コンピューティング #reinvent
EC2 のインスタンスタイプ変更計画については、もしかすると以下の記事がおおよその目安を見積もる上で参考になるかもしれません。
RI を購入する場合にはぜひ、購入間違いなどが無いよう以下の記事を参考にしていただければと思います。
おわりに
RI とは直接的な関係のある記事ではありませんが、アンチパターンについて整理された記事がありますので最後にご紹介したいと思います。
他に、これから AWS の導入を検討されている方々がもしかすると不安に思われているかもしれない「都市伝説」について触れた記事もありました。心当たりがある方は是非ご一読ください。
[AWS White Belt Online Seminar] AWS のよくある都市伝説とその真実:レポート #AWSBlackBelt
この記事が、どなたかのお役に立てば幸いです。